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2024/10/9

複数医療機関との共同研究を開始

株式会社三井住友フィナンシャルグループの連結子会社である株式会社プラスメディ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:永田幹広、以下プラスメディと表記)は、「人それぞれの心と体のゆたかさを創造する」を経営理念のもとスマホアプリの開発と運用をしています。プラスメディは2019年から通院支援スマホアプリ『MyHospital』『wellcne』をすでに全国21病院で運用し、アプリ機能のひとつとして通院時の検査・処方箋等のデータを患者さんにフィードバックしています。そういった中、運用を実施する現場から「通院時以外の時間帯での患者の健康データはどうなのだろうか?」という声があり、その声の解決手段を検討した結果、QOL向上アプリ『FAROme(ファロミー)』の開発に至りました。

『FAROme(ファロミー)』は、患者の日常生活におけるライフログをスマホで記録し、統計化されたデータを整理していつでも確認できる仕組みを提供予定です。その記録できるライフログデータには以下のような情報が含まれることを予定しております。

 

1.バイタルデータ(ウェアラブルデバイス等使用)

2.検査結果や処方情報(OCR技術で取得)

3.医師が設定した疾患ごとの必要な数値入力項目

4.マイナポータルと連携した薬剤情報や健康診断結果

 

また、疾患ごとのデータに関しては医師との共同研究によるアルゴリズムを導入する予定でおり、異常値が検出された場合にはアプリでアラートが表示されます。これにより、常に医師に見守られているような安心感を得られます。『FAROme(ファロミー)』は、健康な方にとっての未病対策に、既に疾患をお持ちの方にとっての疾患悪化予兆への気づきや日常生活での不安低減に貢献することを目指しております。

今回は上記疾患ごとに、国立大学法人東京科学大学(所在地:東京都目黒区、理事長:大竹 尚登)、国立大学法人筑波大学(所在地:茨城県つくば市、学長:永田 恭介)、及びプラスメディで潰瘍性大腸炎、社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪けいさつ病院(所在地:大阪市、院長:澤 芳樹)及びプラスメディで心不全、日本赤十字社 横浜市立みなと赤十字病院(所在地:横浜市、院長:大川 淳)及びプラスメディで食物アレルギー疾患の実証実験に取り組んで参ります。

 

<記>

 

1.医療機関との共同研究の取り組み

研究目的:スマホアプリを使用した疾患解析に必要なデータの種類とその収集方法の検証と実証。本研究は疾患を持つ患者が自宅や日常生活の中で疾患を適切に管理できる新たな手段を提供することを目的としている。

 

■潰瘍性大腸炎に関する共同研究

【疾病及び症状名】 潰瘍性大腸炎
【共同研究医療機関名】 東京科学大学
筑波大学附属病院
【期間】 2024年8月~2025年6月
【目的】 スマホアプリを使用した疾患解析に必要なデータの種類とその収集方法の検証と実証
臨床症状(PRO)の臨床的意義を明らかとすると共に、診療予測モデルを構築する

 

■心不全に関する共同研究

【疾病及び症状名】 心不全
【共同研究医療機関名】 大阪けいさつ病院
【期間】 2024年8月~2025年6月
【目的】 スマホアプリを使用した疾患解析に必要なデータの種類とその収集方法の検証と実証
本研究は、疾患を持つ患者が自宅や日常生活の中で疾患を適切に管理できる新たな手段を提供することを目的としている

 

■食物アレルギー疾患に関する共同研究

【疾病及び症状名】 食物アレルギー疾患
【共同研究医療機関名】 横浜市立みなと赤十字病院
【期間】 2025年1月〜2026年12月
【目的】 スマホアプリを使用した疾患解析に必要なデータの種類とその収集方法の検証と実証
本研究は、疾患を持つ患者が自宅や日常生活の中で疾患を適切に管理できる新たな手段を提供することを目的としている

 

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